新自由主義度チェック

新自由主義度チェック 活動報告

2020年11月15日、上越市市民プラザにて「上越零細連ワークショップ・提言発表会」~苦況は続く。上越発、日本経済を救う処方箋~を開催しました。

当日のワークショップでは、「新自由主義度チェック」という気軽に回答できるイエス・ノー形式のクイズを用意し、参加者が無意識のうちにどれだけ新自由主義に染まっているかチェックできるようにしました。

こちらのページには実際のそのときの「新自由主義度チェック」を解説とあわせて掲載しますので、ぜひあなたもチェックしてみてください。
今後もこのようなワークショップを随時開催しようと考えております。

新自由主義度チェック

以下の質問にYesかNoで回答して下さい。

1.公務員の人数は減らす方が良いと思う。          Yes  No

2.学歴は本人の努力の結果だと思う。            Yes  No

3.過疎地の道路整備は無駄だと思う。            Yes  No

4.なるべく規制は緩和した方が良い。            Yes  No

5.どんどん国の借金が増えているのが心配だ。        Yes  No

6.副業の自由化を進めることは良いことだと思う。      Yes  No

7.社会保障維持のためには消費増税もやむを得ない。     Yes  No

8.どんな事業も民営化することで効率化が図れると思う。   Yes  No

9.株主は会社の正当な所有者だと思う。           Yes  No

10.政治家はなるべく少なくしたほうが良いと思う。      Yes  No

診断結果

いかがだったでしょうか。YesとNoがそれぞれいくつずつありましたか?
もうおわかりだと思うのですが、このチェックはYesの数が多ければ多いほど新自由主義に毒されていることになります。それでは各項目ごとに解説していきましょう。

解説

1.公務員の人数は減らす方が良いと思う。          Yes  No

日本の公務員数は他の先進国に比べてもかなり少ない。その結果、近年では行政事務の執行に支障が出ているほどである。

2.学歴は本人の努力の結果だと思う。            Yes  No

家庭の所得と子女の学歴には相関関係があることが分かっている。

3.過疎地の道路整備は無駄だと思う。            Yes  No

過疎地の道路整備の放棄はユニバーサルサービスの放棄であり、地方のさらなる荒廃につながる。

4.なるべく規制は緩和した方が良い。            Yes  No

高速ツアーバス事故のような、行き過ぎた規制緩和によるデメリットが目立ち始めている。

5.どんどん国の借金が増えているのが心配だ。        Yes  No

日本政府の債務が経済的要因で債務不履行となることはあり得ない。むしろ債務不履行の恐怖を煽り消費税や社会保障税を増税し消費者から必要以上に所得を奪っていることの方が問題である。

6.副業の自由化を進めることは良いことだと思う。      Yes  No

現在検討されている副業の自由化は、「労働者=消費者」を「自己責任」の名のもとに切り捨てることであり、結果さらなる消費低迷につながる。

7.社会保障維持のためには消費増税もやむを得ない。     Yes  No

税の目的は「財源」ではない。ゆえに社会保障維持のための消費増税は無意味である。

8.どんな事業も民営化することで効率化が図れると思う。   Yes  No

民営化の主な目的は「効率化」ではなく、公共財を二束三文で売り払うことである。

9.株主は会社の正当な所有者だと思う。           Yes  No

株主資本主義すなわち金融資本主義によって、家計の所得が剥奪される一方、金融所得を通じて富裕層に所得が移転し、国民の格差が拡大している。

10.政治家はなるべく少なくしたほうが良いと思う。      Yes  No

政治家を減らすことは国民の政治へのアクセスを減らすことであり、民主主義を後退させることと同義である。

新自由主義全盛の現代社会では、それまで常識だと思わされていたことが実は自分たちの首を締めていることが数多くあるのです。我々上越零細連は新自由主義を我々の暮らし、仕事、地域を破壊する「敵」とみなし、今後も普通の人が普通に働き暮らせる社会を目指して提言してまいります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました